投資詐欺を避けよ。詐欺の手段10選

投資詐欺 投資アドバイス

自分の資産を守る上で大切なのは、倒産して上場廃止になる株を高値で買ってしまうようなケースではありません。たとえ倒産リスクのある株を買ってしまったとしても、生活防衛資金を確保した上での投資なら、手痛いですし結果的に投資に失敗したケースに当てはまりますが、また仕事で稼げば失敗を糧に再チャレンジすることができます。「個別株の集中投資は危険なんだな、今度はもっと分散して株を買おう」という学びに繋がります。

一方で投資詐欺というものは最悪全財産を失いかねない危険があります

自分はそんなうまい話に乗るわけがないよと思っている人、金融リテラシーが非常に高い人でも億の財産を失うケースはちょっとネットで調べてみるといくらでも存在することがわかります。

富裕層をターゲットにした詐欺は私のような庶民には出会う機会はあまりありませんが、投資の世界に足を踏み入れると、ありとあらゆる詐欺、もしくは詐欺に等しいグレーゾーンの投資話にわんさかと触れることになります。以下に10の大まかな詐欺の形態を説明します。

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投資詐欺・詐欺まがいの10の手口とその見破り方

“儲け話には裏がある”。それは投資の世界でも同じです。ここでは、実際に多くの人が被害に遭ってきた投資詐欺や、実質的に詐欺に近いとされる投資スキームを10個取り上げ、それぞれの手口や特徴を簡潔に解説します。


1. ポンジ・スキーム(自転車操業型)

仕組み:新規出資者の資金を使って既存投資家に配当を払い、あたかも利益が出ているように見せかける手口。これは昔からある典型的な詐欺でポンジという人が始めたことが由来となっています。
見分け方:実態のある投資先を開示していない、出資金の使途が曖昧、やたら安定した高利回りをうたっている

2. ハイイールド投資詐欺

仕組み:年利30%などの非現実的な高利回りを保証すると謳い、資金を集める詐欺。
見分け方:利回りに対するリスクの説明がない、根拠のない”確実な利益”を強調している。年利20%や30%、はたまた1年で何倍にもなるといった話はないと考えましょう。投資の神様と言われるウォーレン・バフェットでも確実を謳い文句にそんな利益は出せません。

3. 海外ファンド詐欺

仕組み:ケイマン諸島やスイスなどの海外ファンドを装い、実際は架空の投資先に資金を集める。
見分け方:日本語の情報がない、運用報告書が英語のみ、現地での確認手段がない。こういった詐欺には地理や言語の壁なども存在し、トラブル解決に多大な労力をかけることになります。

4. 仮想通貨・ICO詐欺

仕組み:新しい仮想通貨の発行(ICO)を口実に出資を募るが、プロジェクト自体が実在しないことが多い。
見分け方:開発者が匿名、ホワイトペーパーが曖昧、SNSだけで情報を発信。公式サイトがあるか、そのサイトは本当に信用に足るものなのか、あっても金融庁に登録されている業者か、など事前に調べる方法はいくらでもあります。

5. 情報商材型投資詐欺

仕組み:株式やFXの必勝法、ツールを販売し、その後も高額な追加商品へ誘導。
見分け方:実績が本人のものでない、レビューが不自然に高評価、クローズドなセミナーで契約を迫る。株式やFXに必勝など存在しません。どれほど稼いでいる伝説的な投資家でも時に損失は出します。

6. 元本保証詐欺

仕組み:元本が保証されると偽り、実際は高リスク投資に資金を回して損失が出る。
見分け方:”絶対損しません””保証します”という言葉、金融庁の登録業者ではない。金融庁は詐欺対策に非常に有用な組織です。金融取引において不正がないか常にチェックし、その情報をサイトを通じて発信しています。元本保証がないから投資にはリターンがあるのです。その点をよく理解しましょう。

7. バイナリーオプション詐欺

仕組み:価格が上がるか下がるかを短時間で予想する投資形式を使い、実際には業者側が操作可能なシステム。
見分け方:勝ち続けるが突然出金できなくなる、サポートが海外にしか存在しない。口座が海外だと出金したくてもできないことが詐欺でなくてもあるので注意が必要です。

8. SNS勧誘型投資サロン

仕組み:LINEやX経由で親しくなった後、”投資仲間””限定情報グループ”へ勧誘。
見分け方:運営者が不明、収益画面のスクショばかり、最終的に高額な教材や出資話に発展。投資に興味を持ってSNSで投資系のユーザーをフォローすると怪しいDMが来ることなんて日常茶飯事です。LINEに誘導して市場リターンを超える投資話を持ちかけられたら100%詐欺だと考えましょう。

9. クラウドファンディング詐欺

仕組み:投資型クラファンを装い、集めた資金を実際には使わず逃げる。
見分け方:事業計画の詳細がない、進捗報告が一切ない、プラットフォームが第三者機関に登録されていない。このような詐欺は非常に巧妙なので気をつけましょう。

10. 限定性を強調する詐欺話法

仕組み:”今だけ””限定10名””紹介制”といった言葉で判断を急がせる。
見分け方:資料請求に時間を与えない、即決を求められる、友人からの紹介でも裏付けがない。仕掛ける相手の判断能力を奪う手段は、日常のバーゲンセールや、初月無料、限定販売などを謳い文句にしている投資以外の商品にも当てはまります。もちろん真っ当な商売も数多くあるので、こと投資系の話に関しては気をつけてください。


結論:投資判断に必要なのは冷静な検証力

どれほど魅力的な話でも、”確実””保証””ノーリスク”という言葉が出たら、一度立ち止まるべきです。

正規の金融商品は、必ずリスクとリターンのバランスが説明されるものです。少しでも不自然さを感じたら、金融庁の登録業者かどうか、契約書の有無、投資先の存在などを徹底的に確認しましょう。


もしあなたが「この投資話、大丈夫かな?」と感じたら、ぜひ一度、第三者の目で冷静に分析してみることをおすすめします。

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