米国株投資家として活動している広瀬隆雄氏の情報を日々アップされているばっちゃまの動画を整理しました。これは単なるテクニックではなく、相場と長く付き合うための「生き残りの知恵」です。この動画では、その9つのルールを分かりやすくまとめてあります。この動画を直接視聴した方が手っ取り早いのですが、自分用のメモとして要点をまとめました。
1. 良い決算の会社を買う
「良い決算」とは、EPS(1株当たり利益)・売上高・ガイダンスの3つが、コンセンサス予想をすべて上回るもの。ひとつでも欠けたらアウト。決算後に株価が急騰しても、機関投資家は数日にわたり買い進めるため、まだチャンスはあります。逆に悪い決算では、急落後もさらに下げやすいので、早めに損切りすべきです。
👉 株価の動きより決算内容を直視することが重要。
2. 分散投資を心がける
ETFを活用すれば、簡単に分散投資が可能です。
- VTI:米国市場全体に投資
- VOO / SPY:S&P500連動型
- QQQ:NASDAQ100連動(短期トレード向き)
👉 1つのETFを持つだけで数百銘柄に投資したのと同じ効果。
3. 過去最高値更新がトレードのチャンス
株価が新高値を更新すると「新波動入り」。
- 過去の買い手は全員含み益→売り圧力減少
- 投資家の新しい評価が反映される
👉 高値更新は“伸び代”がある証拠。早売りしないのが吉。
4. 金利に注意する
株式のバリュエーションは金利とシーソーの関係にあります。
- 米国10年債利回りを毎日チェック
- 金利上昇=株の割高感が強まる
- 特にハイグロース株は金利急騰局面に弱い
👉 金利が急上昇している時は無理に買わないこと。
5. 営業キャッシュフローに注目する
利益よりも「現金」が重要。
- EPSより1株当たり営業CFが大きい会社が望ましい
- 営業CFが毎年増加している企業は堅実
- 営業CFマージンが15%以上なら優良企業
👉 ごまかせない現金の流れを重視する。
6. 新天地を目指す勇気を持つ
ブームには必ず賞味期限があります。
- AI、ドットコムバブル…どんなテーマも最長5年
- 終わりかけたら「次の成長分野」へ移動
👉 サンクコスト(過去の努力)に縛られない勇気を持つ。
7. アノマリーを無視しない
理論では説明できなくても、市場にはパターンがあります。
- 11月〜1月:株価が上がりやすい
- 3月末〜4月中旬:儲かりにくい
- 9月:最も弱い月
👉 統計で裏付けられた経験則は、投資戦略に組み込むべき。
8. 周囲を観察する
市場の熱気は、日常生活の中に現れます。
- 電車の中吊り広告に投資特集が増える
- 新聞に投信の大広告が出る
👉 こうした時は「売り時」のサインかもしれません。
9. 知識の空白は自分で埋める
「みんなが知らないこと」を見つけた時が最大のチャンス。
- 初期のAIブーム=知識の空白期
- 誰もが語れるようになったら=相場の終焉
👉 「知ったらしまい」——次の未開拓分野を探しに行こう。
まとめ
広瀬氏の投資ルールは、テクニック以上に「姿勢」を教えてくれます。決算を見抜く力、金利やキャッシュフローへの洞察、そして群衆心理を逆手に取る勇気。これらを習慣化すれば、長期的に生き残る投資家になれるはずです。
あなたは今、どのルールを最初に取り入れますか?
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